先生を目指す方へ
幼稚園教諭・保育教諭が感じるやりがいとは? 幼稚園教諭・保育教諭を目指す方へ 幼稚園教諭・保育教諭が感じるやりがいとは? 幼稚園教諭・保育教諭を目指す方へ

1年目 保育者としてのやりがいは

「ジャンパーのファスナー閉められたよ」
「出来ない」と涙目の4月、3歳入園児。
日々、丁寧に伝え手を添えて過ごした事で「1人でやってみる」と保育者の隣でファスナーを閉めようとする姿がありました。その思いが伝わり保育者は見守り「できたよ」と嬉しそうな表情で伝えてくれました。
 保育者は‘慌てず’‘急かさず’‘その子の呼吸に合わせて’‘やってみせる’‘やってみる’事の大切さに心を配っています。
最近では今まで出来なかったことが、出来ることの瞬間の心育ちを共に喜び合える事にやりがいを感じます。

「子どもの笑顔」
 周りの子ども1人ひとりと遊び、「先生おもしろいね」「楽しい」と顔を見合わせて呟きを耳にする時々の子どもの「笑顔」に保育者は次々と何をして遊ぼうかと考えるだけでも「ワクワク」「ウキウキ」します。
これからも精いっぱいにし、子どもの笑顔が溢れる環境作りで、身体と心をいっぱい動かし感じ合いたいと思う日々です。

保育者という仕事の楽しさ、やりがい

自分が「先生」と呼ばれることに慣れなかった新人教諭時代から10年以上がたち、学年主任、教務主任という違った視点から子ども達、そして先生方と関わらせて頂く立場となりました。子ども達と楽しさ、悔しさ、悲しさ、嬉しさなど様々な気持ちを共有しながら過ごす毎日は感動に溢れ、経験を重ねた今も心を揺さぶられる充実した毎日を送っています。
これまでの悩みや失敗も、先生方の相談を受ける際には経験談としてお話しすることができ、全ての経験が今の自分に生かされていると感じています。
これからも子ども達のかけがえのない幼児期の思い出の1ページを輝かせてあげられるように、そして共に働く先生方にも保育者という仕事の楽しさ、やりがいを感じてもらえることを願いながら、自分自身も成長を続けていきたいと思います。

保育教諭のやりがい

 こどもたちの成長する姿を間近で見れることが保育教諭の1番のやりがいだと思います。新任当初は、何も分からない状況でスタートし、大変で忙しいばかりの毎日でしたが、「先生大好き!!」というこどもたちの言葉に支えられ、毎日充実感でいっぱいでした。年数を重ねていくと、0才~6才までのこどもたちの成長をみることができ、卒園のときには感動で胸がいっぱいになります。行事の準備や日々の忙しさはありますが、他の職業では体験できない幸せをこどもたちからもらっています。
 保護者の方からたくさんの感謝の言葉をいただく機会があります。人生経験の少ない私がたくさんの「ありがとう」をいただける職業は他にはなかなかないと感じています。
 公立園と違い、職員の異動が少ないため卒園児が園に遊びに来たときに会えたり、卒園後のこどもたちの成長を見ることができることは私立幼稚園や認定こども園の良さだと思います。

30年程経験した、幼稚園教諭のやりがい

 園の全体的な動きを見る中心的リーダーという立場になっています。指導計画に記された活動を思い描いた通りにやりこなし一日を終了した時など“よくやったね”と心で思いながら自身のやりがいを感じます。
 心得ていることは、一人一人の子どもの理解は当然のこと、各クラスと園全体の動きを問題がないかチェックしています。何か問題が生じた場合にはその対応に助言、支援をします。子どもたちが一日を楽しく笑顔で園生活を送っていることが一番ですし、時々小学生になった子どもたちに会い成長を実感できることもうれしいです。